4ヶ月間の制作期間を経て完成した絵は、雷神が金と赤、風神を銀と青で表現しました。筆を用い、髪の毛ほどの細い線を幾重にも重ねて陰影や濃淡を出す作業はかなり手間がかかります
画と書を組み合わせるための紙や画材の選定も悩ましいものでした。書は滲む必要があるので滲む紙を使う必要がありますが特に日本画には滲みは悪影響を与えるため、絵の具でのばす際には特に難しさを感じました。最後に、一発で文字を書く瞬間の緊張感があり身の縮む思いで書きます
また風神は　なびく書体、雷神は　天から雷が落ちるイメージにこだわりを見せて書いていますいます。

画材は岩絵具と水干し絵具　半透明絵具